◇class.style Kikumi Shimizu◇

　Top　 >　Clothes production(舞台衣装制作)

実績

製作についてはコチラ→

財閥の令嬢である、ピュアなヒロイン・羽柴葉子役の松たか子さんのメイン衣装となるウェディングドレスを手がけました。金城武さんとのアクションシーンで、多く着用されており、走ったり、ワイヤーアクションでビルから飛んだりするシーンで純白のドレスが印象深く使用されています。1949年の時代設定で、この時代の令嬢にふさわしく、レースの柄を活かし肌の露出を控えたハイネックで品格を感じさせるデザインにしました。

照明の陰影を考慮した立体的に浮き上がって見えるレースや生地を使用。裾に燭台のような柄のレースのトリミングをつけてドラマチックさを演出。

クラシックさを引き立てる全円の２mに及ぶトレーン。

このドレスではヒロイン葉子の境遇に似ている、籠の中に捕われている女性が飛び出そうとして見えるレースの部分が前中心にくるよう、柄の配置を決めています。

このドレスの一番のこだわりの部分であるスタンドカラーは、９種類のレースとチュールを組み合わせて自身でパターンと衿作りを致しました。

古いクラシックさにならないよう、現代の女性が見ても素敵と思われるUカーブで胸元を少し大胆に大きくし、レースの透け感が美しく見えるようにしています。